アルコール依存症

アルコール依存症の症状と段階

単なる飲み過ぎも、大抵の人であれば懲りて暫くお酒の飲み方を気を付けたり控えたり、次の飲酒への警告となります。それがアルコール依存症となると飲み過ぎて頭がガンガン痛もうが、酒が残った状態で吐き気を堪えながら仕事に行く事になろうが、とにかく飲み過ぎるのです。

どこからがアルコール依存症か?これは個人的な意見ですが『酔っ払う』ということに快感を覚えてアルコールを求める事からアルコール依存症に入るのだと思います。お決まりの、『飲酒すると暴れる、人に絡む、暴力や暴言が出る』といった迷惑行為も結局は『酔い』を求めて飲酒を心待ちにして飲み、酒が残り不調真っ只中での記憶のない朝を何度も経験してから出るケースが多いのではないでしょうか。こうなると症状は進む一方で、最悪の場合は命を落とすことになるのです。アルコール依存症で死の危険が伴うまでには、大きく分けると4段階あります。

一つ目は自らアルコール摂取する機会が増え、その動機は気晴らしでも、ただ飲みたいだけだとしても。見落としがちなのが、何か不安や悩みを抱えていても「飲んでゆっくり寝よう」と、通常なら思うのですが、アルコール依存症の場合は縋るようにアルコール摂取をします。ここで、ただ酔いを求めるのです。そしてアルコール耐性が増加し、少しでは酔わなくなり摂取量が増えていきます。

二つ目は、アルコールに対して依存ができてきます。酒が好き!というものではなく病的な依存です。「早く飲みたい」と、ハラハラする事も。そして記憶をなくすまで飲む事が増え、その飲み方もコソコソ隠れて飲む、少しでも多く飲もうとしたりと、飲酒行動の変化が見られます

三つ目は飲んでいないと嘘をつくことが目立ち始めます。量や時間もコントロールできなくなっていて、自分でも気付いているせいか「飲んでない」「勧められた、眠れなかった」と言い訳や嘘が口をついて出るのです。飲み続けてしまったり、これではダメだと禁酒してみるなどを繰り返しますが、この状態でもうアルコールが抜けている時は離脱症状が起こり、また飲んでしまうのです。肝機能低下も進み、飲みたい欲求と離脱症状と相成って性格にも変化が見られます。この時点で充分周りの人にはアルコール依存症だと分かります。周りの人も飲酒を咎めるので面白くなく、ふてくされたり攻撃的になったりします。

四つ目はもう朝から飲むのは当たり前となり、もちろん仕事は務まらず生活に支障をきたします。アルコール耐性が減少して、少量でも酔いが回ります。肉体的にも精神的にもアルコールに蝕まれ、脳の萎縮も進んでいる状態です。このまま進めば死の可能性もあります。

アルコール依存症手が震える症状

アルコール依存症患者で、お酒が飲みたくて手が震えている、手の動きが定まらない状態で飲んでいる…といった姿は想像つくかと思います。実は、アルコール依存症で『手が震える』という症状は非常に多く軽症の時点でも手は震えるし、重症化すれば震えて力が入らないほどになります。

初期の軽症の時では、離脱症状が起こった時に手が震え出します。アルコール依存症を発症するには毎日大量のアルコールを摂取しており、それでも身体は慣れてきて量は増え始めます。すると、血中アルコール濃度が高くなって体は『アルコールが入っていて普通』という状態になるのです。酔いが覚めると体は、あるはずのアルコール成分が切れた!として離脱症状を起こします。その症状の一つにに手の震えがあります。もちろん手の震えだけでなくイライラやめまい、発汗など様々な症状が表れてアルコールを求めます。

私個人の話ですが、初期の段階での手の震えは二日酔いと同時に起こりました。体にダメージを感じるほど飲み続け、酔って虚ろなまま死ぬんじゃないかと思いながら眠った朝、目が覚めると同時に手が震えて力が抜け、二日酔い明けと同時に震えもなくなりました。しかし、それも短期間で症状が変わり、「飲みたい」と思うと同時に手の震えが起こりました。きっと、完全にアルコールを抜ける前に手が震えるのは、これ以上飲んだら次はアルコール依存症になるというサインだったのでは?と思うのです。手の震えはアルコール絡みで頻繁に起こる症状のように思えます。

まず、離脱症状の手の震えは、緊張状態、ヒステリー状態にあることによって手の震えが起こります。あって当たり前の体内のアルコールが薄くなり始め、あるはずのないアルコールがなくなれば体は危険を感じてしまいます。離脱症状による手の震えは、アルコールが切れて手の震えだけがあるのではなくイライラ、不眠、発汗、悪寒など色んな不快な症状が出て、幻覚も現れます。虫が見えたとか蛇が見えたとか、嫌なものが幻覚として表れる事が多いようです。このようなものから逃れるのに、お酒を飲むという悪循環を辿りアルコール依存症は進行していくのです。

そして、重症化した時に出る手の震えは脳障害です。長年の飲酒によって脳が萎縮して体の末端の動きが定まらない状態です。これは飲んでいる時にも震えは起こります。脳の萎縮と酩酊状態が重なり、大脳が麻痺を起こしています。よく、コントなどで酔っ払いが震えた手で手酌しているシーンがありますが、まさにその状態でしょうか。これはもう、ほとんど意識障害が起きている状態なのですが不思議なことに手が震えていようとアルコールという液状の物を上手く手酌して口まで運んで飲んでいるから、アルコール依存症の、アルコールへの欲求は凄まじいと感じます。


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